松ヶ崎惠子句集 設計図

かなかなや一灯恃む一軽舸
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選ばれた材料とその処理が手際よく、
腕の立つ料理人の仕事を見るようでもある。
軽舸の句は庖丁の切れ味のよさを感じさせる出来栄えだ。
灯を一つだけ点けて薄暮の水面をすべる舟。
その残す水尾が、
読者の心の中にも静かに広がる。
小 川 軽 舟〈「序」より〉
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集 中 十 句    小川軽舟選
早足に父見舞ふ道寒日和
やはらかき手となりし母春田恋ふ
風花と夕日にあそぶ家路かな
花のごと楮晒せり吉野川
石竈の麺麭焼く薪や春の雪
大根干す鞍馬の家並短かり
噺家の衿かきあはす秋灯
白南風やゆるき上りの離宮道
冬帽や芝に拡げし設計図
かなかなや一灯恃む一軽舸
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松ヶ崎惠子 まつがさき けいこ略歴
昭和十九年二月 兵庫県小野市に生まる
平成十一年六月 「鷹」入会
平成十六年三月 神戸市役所定年退職
平成十九年一月 「鷹」同人  
現住所 651 - 1121 神戸市北区星和台
型番 791-6
販売価格 2,700円(税込)
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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって36年が経ち、邑書林を始めて28年が過ぎました。60歳になります。

2015年3月11日から、関西(兵庫県尼崎市南武庫之荘)に移転して新たな活動に入りました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

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