柳堀悦子第一句集 鼓動

帯文 
 家族の句集『鼓動』は
 もつとも俳句らしい姿を
 僕たちに示してくれてゐる。
 婉麗なる立句
 といふ悦子俳句のもち前は、
 本物である。
   島田牙城 『鼓動』瞥見「家族の鼓動」より

集中十句
 いちだんとぬた場匂へる夏至の夜
 夕顔の闇の向うに何がある
 甲斐駒の姿まだ見ゆ緑の夜
 春雪を踏みて皇帝ペンギン来
 泥炭の沼や蛍の鼓動めく
 月白や丹那盆地に鹿の啼く
 春眠し母のとなりに日暮まで
 藻塩ふり味の濃くなる新豆腐
 銀漢の真下柔道場の子ら
著者略歴
一九五三年一月 東京都生 
二〇〇一年 藤田あけ烏主宰「草の花」入会
二〇〇五年 黛執主宰「春野」入会 
      大峯あきら代表「晨」入会
      大輪靖宏代表「上智句会」入会
二〇一七年 井上弘美主宰「汀」入会
二〇二一年 「里」入会

二〇一七年 第三十二回国民文化祭・なら深吉野大会 実行委員会会長賞受賞
現在 「晨」同人 「汀」会員 「里」同人
   地域俳句会「赤とんぼ」講師 
   日本伝統俳句協会会員
埼玉県飯能市在住
型番 941-5
販売価格 2,970円(税込)
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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって43年が経ち、邑書林を始めて32年が過ぎました。64歳になります。

2021年9月22日から、(兵庫県尼崎市武庫之荘)に移転しました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、関西の地で邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

句集・歌集・文集・小説・エッセイ・写真集・絵本など、どのような出版物もご相談を承っております。

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