谷口智行第四句集 海山

真の闇が全てを隠すことも
真の光が全てを消し去ることも
熊野人は鳩尾で知っている
その先の産む覚悟 新句集開板

句集名「海山」(うみやま)は、
風物や暮らしの象徴としての海と山ではない。
しみじみとひたすらに
〈意味〉を消したかったまでである。 (著者)

一鵜一声熊野灘動き出す
とことはにうしほにけぶる紀のさくら
白紙忌や荒れまどひせる波の音
串本へひみつのところてん買ひに
すぐ親にわたす年玉などやるか
平群まで一本の道山桜
それぞれがわたくしごとを雪の窓

著者は1958年9月20日生まれ
1993年熊野大学にて作句開始
2022年、右城暮石・茨木和生を継ぎ、「運河俳句会」主宰就任
里人でもある。
三重県御浜町在住

「運河」
型番 951-4
販売価格 2,200円(税込)
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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって43年が経ち、邑書林を始めて32年が過ぎました。64歳になります。

2021年9月22日から、(兵庫県尼崎市武庫之荘)に移転しました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、関西の地で邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

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