瀬戸正洋句集 へらへらと生まれ胃薬風邪薬(品切絶版)

不条理で荒唐無稽な現実に流され、
理不尽な社会を泳ぐしかない正洋の俳句が蔵す、
遣りきれない切なさに気付いた時、
この本を
メランコリックな気分で読むのもありだろう。
いいや、それでも笑ってしまう?
それも正解。
俳句は決してお行儀のよい文学なんかではない。

集中十五句
自暴自棄の蓑虫めそめそしてをりぬ
殴り合ひ取つ組み合ひの桜かな
カップ麵のための熱湯原爆忌
短日や胸ぐらつかまれてゐる姿勢
妻の前の狸慌てて妻も慌てて
賞与明細書妻に見せずに捨てにけり
玉子酒の玉子余計と思ひけり
コンデンスミルク北窓開きけり
田楽の三角定規と同じかたち
蒲公英や原子力発電所は壊れる
日本刀と拳銃桜餅は三つ
弥生尽焚き付けてしまつたと後悔
人妻からの暑中見舞や隠さねば
網戸より郵便配達夫の右手
髪洗ふ噓は八百超えにけり

せと・せいよう
昭和二十九年五月二十四日神奈川県生まれ
多田裕計に師事、「れもん」「春燈」を経て、「里」創刊同人。
句集に『Z湾』など。句文集に『A』『B』。
神奈川県足柄上郡在住
型番 823-4
販売価格 2,376円(税込)
購入数


おすすめ商品


竹岡江見句集 先々

2,700円(税込)


里 2017年6月号

500円(税込)


里2017年7月号

500円(税込)


About the owner

島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって36年が経ち、邑書林を始めて28年が過ぎました。60歳になります。

2015年3月11日から、関西(兵庫県尼崎市南武庫之荘)に移転して新たな活動に入りました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

句集・歌集・文集・小説・エッセイ・写真集・絵本など、どのような出版物もご相談を承っております。

お電話、メール、お問い合わせフォームなどから、お気軽にご相談ください。

あなたの本のお見積請求フォームはこちら

Top