有澤榠樝 第二句集 『オクトパス・ガーデン』

有澤榠樝  第二句集 『オクトパス・ガーデン』
 俳句は、私にとって過激な行為である。
 瀬踏みし手探りし、きやきやが巳まないが、
あともう少し蛸の庭で遊んでいたいと思うのである。
著者

自選十句 
蛤になつちやふ雀(あたし)ばかだから
ゆくすゑの冬瓜撫でずにをられうか
万物のうちの一つの籠枕
小鳥屋の簡単服の女かな
さはられて春椎茸の襞おぼこ
盆の灯の浅く流れるる畳かな
道楽の正嫡にして目白飼ふ
水飯や俳諧(へーけー)の毒酣に
林中の妙なところも恵方なる
一つ葉はそつと時間を消費せり
型番 4897099560
販売価格 2,640円(税込)
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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって43年が経ち、邑書林を始めて32年が過ぎました。64歳になります。

2021年9月22日から、(兵庫県尼崎市武庫之荘)に移転しました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、関西の地で邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

句集・歌集・文集・小説・エッセイ・写真集・絵本など、どのような出版物もご相談を承っております。

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