茨木和生第14句集 潤

妻と来しことのある野に青き踏む

以前が
そうであったように、
朝飯の
具沢山の味噌汁を
欠かしていない。(和生)

自選10句
水槽に鯛が足されて春近し
大峯の見ゆる雛の間開けゐたり
生国に家残りゐず山桜
餅配吉野も奥の在にして
海鳥が飛べり銀座の春の空
水中り行者の苦き薬効く
深吉野の草木すこやか水の秋
結構な話に乗るな薬喰
山の子は素直に育ち雪兎
野に遊ばむ命生き切りたる妻と
型番 875-3
販売価格 3,080円(税込)
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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって43年が経ち、邑書林を始めて32年が過ぎました。64歳になります。

2021年9月22日から、(兵庫県尼崎市武庫之荘)に移転しました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、関西の地で邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

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