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里2022.10(品切)

10月号のメインは、
松本薬夏さんの特別作品〈語り部〉。
数ヶ月前〈水脈の端の随筆たまゆらの祭〉を「里」に発表し、一気に注目度のupし39歳。
今月号の30句は、新たな書き手の誕生を予感から確信へと変えるに足る力作であった。
随想「向日葵の記憶」を併録し、彼女の詩想回路を解くヒントにもなっている。

今月は、いよいよ「わが心の俳人」シリーズが佳境に入ってきたことを示してくれる号にもなっている。
全4本。全て面白いが、
先ず始めの2本はこのシリーズに新たな形を与えた。
永作火童さんをながさく清江さんが書き、
   そのながさく清江さんを柳堀悦子さんが書く。
リレーでもあり、夫婦俳人紹介でもある。
3本目は、突然飛んできた岸本尚毅さんの稿。対象は若き頃の友人・上島顕司さん。
外部寄稿をも募集し始めて、予期せぬ1本目が岸本さんだった。さて、これに誰が続くのか。楽しみが増えた。
4本目は、雨宮慶子さんが河本緑石さんを書く。俳「壇」的には全く無名。なれど、宮澤賢治さんの同人誌仲間。放哉の親友。まさにこの企画にピッタリすぎる。

特集のない通常号だけれど、通常号が「読ませる」一冊に仕上がっている。
販売価格 600円(税込)
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600円(税込)


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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって43年が経ち、邑書林を始めて32年が過ぎました。64歳になります。

2021年9月22日から、(兵庫県尼崎市武庫之荘)に移転しました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、関西の地で邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

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