竹岡江見句集 先々

「鷹」同人、竹岡江見さんの第三句集。
大正十三年のお生まれで、93歳になられる。
大阪の千里で開業医を務められてきたが、ついに終に昨年閉院。
ということは、92歳まで現役で地元の方々の体を診てこられたということだ。頭が下がる。
そんな江見さんの句集を明るく飾りたかったので、
装画には浅井忠の「薔薇図」(京都国立近代美術館蔵)を使用した。
帯にあるように、小川軽舟さんの序。そこには、
 この句集は江見さんの目が捉えたこの世に生きとし生けるものの哀歓に満ちている。
とあった。その軽舟さんによる10句選。
 北極の溶けゆく地球木の実植う
 皺の手に幼子診たり雛の日
 陀羅助の頑固に黒し山桜
 雨一夜明けてひらりと秋来たり
 秋高し猫の栄えて栄町
 麦笛の鳴る子鳴らぬ子泣きだす子
 爽やかに国籍を告ぐ介護助手
 月光をつめたく許し螢とぶ
 茄子胡瓜暗算はやき八百屋の子
 町医われ一芸もなし文化の日
型番 837-1
販売価格 2,700円(税込)
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島田牙城

邑書林代表の島田牙城です。

編集者となって36年が経ち、邑書林を始めて28年が過ぎました。60歳になります。

2015年3月11日から、関西(兵庫県尼崎市南武庫之荘)に移転して新たな活動に入りました。

黎明期の東京目黒、成長期の信州佐久をへて、邑書林が今大きく羽搏こうとしています。

僕の大好きな日本語、言葉の魅力をこれからも発信し続けます。

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